ペットと旅行に行くには

持ち物の準備が十分でないとこんなトラブルがあるかも?

愛犬と旅行へ出かけるには準備が必要です。十分な準備をしておかないと、トラブルが起きることも考えられます。
例えば、ペット入店可のお店や宿泊施設でも、鑑札や狂犬病予防注射済票がないと入れないことがあります。
また、粗相を防ぐためのマナーグッズを忘れると、汚れやニオイで周りに不快な思いをさせることも考えられます。こうした準備不足はトラブルを招く原因にもなるのです。
さらに旅行先で愛犬が体調を崩してしまうこともあるかもしれません。これらのほとんどは事前にきちんと準備をすることで対応可能です。

必ず準備したい持ち物チェックリスト!

旅の忘れ物対策には持ち物リストがベスト
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まずは、愛犬との旅へ絶対に持っていきたいマストアイテムをまとめました。
旅行前にはチェックリストにして、バッグへ入れたかどうか確認することをおすすめします。

持ち物チェック①【食べ慣れたフードやおやつ】

旅先はいつもと環境が異なり、犬もストレスを感じやすくなります。
できる限りストレスを軽減するためにも、食べ慣れたフードやおやつを用意しましょう。
基本的には手作り食ではなく、日持ちしやすいドライフードや、食べやすいパウチタイプを選んだほうが良いでしょう。
ドライフードは1食分ずつ、密閉できる袋などに入れて持っておくと便利です。

持ち物チェック②【リード、首輪または胴輪】

帰省や観光地への旅行の際でも、愛犬のお散歩は欠かせません。
リードや首輪、胴輪などがあれば、旅先でも愛犬と楽しい時間を過ごせます。
迷子になってしまう可能性も考えて、首輪などには名前や連絡先などが記載された迷子札を装着しておきましょう。
特に旅行の目的が海水浴や川遊び・キャンプなどの場合、屋外の広い場所で愛犬とはぐれてしまうと見つけるのが困難です。
しっかりと首輪や胴輪をつけ、リードを手放さないように気をつけましょう。

持ち物チェック③【水】

旅先ではもちろん、車や電車での移動中も水分補給は欠かせません。
特にキャリーバッグや車のケージの中は気温が高くなるため、涼しい時期の旅でも熱中症に注意し、こまめにお水をあげるように心がけてください。

持ち物チェック④【鑑札・証明書】

混合ワクチン接種証明書や狂犬病予防注射済票、鑑札といった証明書は、ホテルや旅館などの宿泊施設、ドッグランなどで求められることが多くあります。狂犬病予防注射済票と鑑札は日頃から首輪などに装着するようにし、旅行に出かける際には、混合ワクチン接種証明書も必ず持ち歩くようにしましょう。

持ち物チェック⑤【トイレシート・マナーポーチ・ウェットティッシュ(トイレに流せるものだとさらに便利)】

トイレシートはもちろんですが、シートの下に敷くものがあればさらに安心です。
100円ショップなどで売っているレジャーシートは水気も通さないので、ホテルやお店の床を汚すこともないでしょう。
使い終わったら捨てて帰ることができる手軽なものが便利ですね。
排泄物を入れるマナーポーチは、消臭性の高いものがおすすめです。
ウェットティッシュは外で遊んだ後に車に乗せる時や、カフェなどのお店に入る際にサッと足を拭いたりと登場シーンが多いアイテム。
万が一粗相した場合も考えて、トイレへ流せるタイプのウェットティッシュを準備しておくと、より安心できるでしょう。

持っていくと便利なもの

キャリーバックがあると重宝する
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上記でお伝えしたマストアイテムに加えて、キャリーやカート、マナーパンツ、粘着ローラーなどはあると重宝します。
旅先によっては必須ではないものの、余裕があれば荷物に含めると、いざという時に慌てず安心です。

便利グッズ①【キャリー・カート・ベッド】

場所によっては、愛犬をキャリーバッグなどに入れる必要があります。
ただしバッグは愛犬の体重によっては飼い主さんへの負担が大きいので、その場合はカートの利用がおすすめです。
キャリーバッグは手提げやスリングのほか、背中に背負うリュックタイプもあるので、用途に合わせて選びましょう。
施設によっては、「愛犬の頭が出てしまうスリングはNG」などのルールもあるので、お出かけ先に確認をしてから用意すると良いかもしれません。
カートも、使わないときはコンパクトに折り畳めるタイプが、旅先では便利でオススメです。

便利グッズ②【マナーパンツ(おむつ)・マナーベルト・洋服】

慣れない環境だと粗相してしまう恐れがあるので、マナーパンツ、マナーベルトがあれば安心です。
マナーパンツは女の子犬の生理(ヒート)対策としても使えます。
また、洋服はカフェや宿泊施設などで抜け毛が散らばることを防いでくれます。
デザインも豊富で機能面も優れた洋服がたくさん売られているので、お出かけ先に合わせて選ぶのも楽しいですね。

便利グッズ③【お手入れ用品】

粘着ローラーやブラシ、消臭スプレーなども用意しておくと便利です。
一つのポーチにまとめておけば、使いたいシーンでサッと取り出すことができます。

便利グッズ④【クレート】

クレートが必須の施設もあるので注意が必要です。
愛犬と行く施設が決まっているなら、あらかじめ事前に確認し、日頃からクレートに入れる練習をしておきましょう。
旅先には、持ち運びが便利なソフトタイプのものがベストです。

便利グッズ⑤【カフェマット】

ドッグカフェなどで、足元でおとなしく待つときに必要になります。
デザインや素材も豊富なので、使うシーンに合わせて選びましょう。滑りにくく、ふかふかな素材だと犬にとって居心地が良いです。家で使い慣れている清潔なバスタオルなどでも代用できます。

犬と旅行に行く前の準備

愛犬を車で出かける事に慣らしておこう
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旅先でも排泄による失敗がないように、トイレのしつけができていない愛犬は、トイレトレーニングを行い、排泄のコントロールができるよう準備してから旅行にいきましょう。
また、キャリーバッグやクレートに慣れておくことも大切です。バッグやクレートに慣れていないと愛犬がストレスを感じ、不安になって「吠え続ける」「心拍や呼吸が早くなり息苦しくなる」などといったことを引き起こす可能性があるので、旅行へ出かける前に慣らしておきましょう。
ノミやダニ対策ができていない場合、旅先で愛犬がノミ・ダニの被害に遭う可能性もあります。動物病院ではノミ・ダニ対策の薬も処方してもらえるので、獣医さんに相談しましょう。

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